レイヤーコンポーネントは、サポートするブラウザ上で画像、ビデオ、キューブマップを[WebXRコンポジターレイヤー][webxrlayerにレンダリングします。

レイヤーの利点は

  • パフォーマンスと揺れの問題: レイヤーが送信されると、コンポジターが固定リフレッシュレート(デバイスにより72Hz、90Hz...)でレンダリングする役割を担います。アプリケーションがコンポジターのリフレッシュレートについていけない場合でも、レイヤーはフレームを落とさず、よりスムーズな体験を提供します。

  • 視覚的な忠実度: レイヤーの画像は、コンポジターによって一度だけサンプリングされます。通常の WebGL コンテンツは、アイバッファへのレンダリングと、コンポジターへのコピー時に 2 回サンプリングされます。その結果、詳細が失われます。

  • バッテリー寿命: 二重サンプリングがないため、メモリコピーが少なくなり、操作とバッテリーの消費が抑えられます。

  • 遅延: レイヤーのためのヘッドセットポーズのサンプリングは、最新のHMDポーズを使用して、フレームの終わりに行われます。このため、再投影技術との組み合わせにより、効果的に遅延を減少させます。

#

<a-scene>
  <a-assets>
    <img id="comicbook" crossOrigin="anonymous" src="/path/to/comicbook.png">
  </a-assets>
  <a-entity layer="type: quad; src: #comicbook" position="0 1.8 -1.5"></a-entity>
</a-scene>

# Properties

Properties Description
type quadmonocubemap もしくは stereocubemapのいずれか
src レイヤーに読み込まれた画像または動画。
rotateCubemap cubemapをY軸方向に180度回転させます。