VR ヘッドセット & WebVR ブラウザ
# Virtual Reality とはなにか?
バーチャルリアリティ(VR)とは、ヘッドマウント型のヘッドセットを用いて本物のような映像や音を提供し、ユーザーを没入感のある仮想環境に導くテクノロジーです。 VRは、空間を歩き回り、自身の手でアクションを起こしたり、まるで別の世界に移動したかのような世界をユーザーに提供します。
# それぞれのヘッドセットの違いは?
世の中には様々なメーカーのヘッドセットが出回っており、それぞれ特徴があります。 これらは以下の特徴において区分することができます。
- 位置トラッキング機能の違い(X軸・Y軸・Z軸の3軸で頭の回転や傾きまでをトラッキングする3DOFか、3軸に加えて、頭の上下左右前後の動きまでトラッキングする6DOFか)
- コントローラーのあるなし、そしてコントローラーが3DOFか6DOFか。基本的にはコントローラーのDOFはヘッドセットのDOFと一致します。
- PCやモバイルデバイスから給電されるか、スタンドアロンで動くか
回転トラッキング機能は、ユーザーが風景を見渡したり、物体を回転させることを可能にします. すべてのヘッドセットは回転トラッキング機能を持っています。
位置情報トラッキングは、歩きまわったり、物に近づいたり、手を伸ばしたりすることを可能にします。
VRの進化に伴い、位置追跡機能付きヘッドセットと位置追跡機能付きヘッドセットを前提とした体験が最低限の要求となるでしょう。
位置トラッキング機能は、ユーザーに現実感をもたらす重要な役割を持ちます。これによってあたかも現実の環境にいるような感覚を与えます。 回転トラッキング機能だけでは、ユーザーは周囲を見渡し、コントローラーで振るだけの制約を受けてしまいます。
# どんなVRヘッドセットが出ていますか?
ヘッドセット | プラットフォーム | 位置トラッキング | コントローラー | コントローラーの位置トラッキング |
---|---|---|---|---|
HTC Vive (opens new window) | PC | ✅ | ✅ | ✅ |
[Oculus Rift] | PC | ✅ | ✅ | ✅ |
Google Daydream (opens new window) | Android | ❌ | ✅ | ❌ |
Samsung GearVR (opens new window) | Android | ❌ | ✅ | ❌ |
Windows Mixed Reality (opens new window) | PC | ✅ | ✅ | ✅ |
[Oculus Go] | スタンドアロン | ❌ | ✅ | ❌ |
Vive Focus (opens new window) | スタンドアロン | ❌ | ✅ | ❌ |
[Oculus Quest] | スタンドアロン | ✅ | ✅ | ✅ |
[Oculus Quest 2] | スタンドアロン | ✅ | ✅ | ✅ |
# WebVR とはなんでしょう?
WebVR とは 没入型VRを作り、バーチャルリアリティ体験を作るためのJavaScript APIです。 簡単に言えば、Web技術を使ってブラウザでVRを実現します
A-Frameは WebVR APIを用いて VRヘッドセットのセンサーデータ(位置や方向)のデータを取得して、カメラの位置を変位させ、VRヘッドセットに直接コンテンツを描画します。 注:データを与えられたWebVRは、WebGLとは別物です。WebGLは画像と描画を提供します。
# どんなブラウザがVRに対応していますか?
以下のブラウザと Supermedium (opens new window) Exokit (opens new window)が対応しています。
# A-FrameはWebVRをどこに導こうとしているのか?
A-Frameは高い没入感とインタラクティブなVRコンテンツをネイティブアプリのような高いパフォーマンスで操作させることが狙いです。 このために、A-Frameでは、VRにおける必要最低限の要求は位置トラッキングのついたVRヘッドセットとコントローラーだと考えます。 これはA-Frameが発明したいと考える新しい規範であり、また同時にVR Web特有の(例として リンクトラバーサルや脱中央集権化、アイデンティティの概念など)新しい標準も見つけ出したいと考えています。 フラットで360度の視界を持ったコンテンツやメニューの中に組み込んで対比させましょう。
同時に、A-Frameは多くの人がVRの創作活動に参加できるようにしたいと考えています。 A-Frameは主要なヘッドセットとコントローラーをサポートしています。 幸運なことに大きなコミュニティと協力者がいるおかげで、遥か遠くを見据えると同時に現在のVRの現状におけるニーズをも達成させています。
# A-Frameはどのプラットフォームをサポートしていますか?
A-Frameはブラウザを通じてほぼすべてのプラットフォームをサポートします。 例えば
- ヘッドセットを用いたデスクトップVR
- ヘッドセットを用いたモバイルVR
- スタンドアロンのヘッドセットを用いたVR
- デスクトップでの平面モニタ
- モバイルでの平面モニタ
また、以下のプラットフォームでA-Frameの動作が確認されています Some other platforms that have been shown to work with A-Frame include:
- ARヘッドセットを用いた拡張現実プラットフォーム (Magic LeapやHoloLensなど)
- ARヘッドセットを用いたモバイルでの拡張現実プラットフォーム (Magic WindowやARKit、ARCoreなど)
# A-FrameはどのVR ヘッドセットをサポートしていますか?
A-Frameはブラウザを通じてほぼすべてのヘッドセットをサポートしています。 例えば
- HTC Vive
- Oculus Rift
- Oculus Quest
- Oculus Go
- Google Daydream
- Samsung GearVR
- Vive Focus です。
一般的に好ましいハードウェアスペックは以下のとおりです。
- Oculus Rift ハードウェア推奨環境 (opens new window)
- HTC Vive ハードウェア推奨環境 (opens new window)
- スマートフォンについてはiPhone 6以降、もしくは Galaxy S6以降になります
# A-Frame がサポートしているブラウザはなにになりますか?
A-Frameは WebVRのスペック (opens new window)を満たすブラウザすべてをサポートし、ほぼすべてのブラウザで平面3Dを表示します。 大手ブラウザ開発企業は徐々にWebXRの要求を達成しようとしています。 しかしながらA-Frame開発者がAPIのリネームを求めるような変更を求めません。
- Supermedium (opens new window) (Oculus と Steamで利用可能)
- Firefox
- Oculus ブラウザ
- Samsung インターネット
- Microsoft Edge
- Chrome (WebXR under origin trials)
- Exokit (experimental early support)
A-Frameは WebVRをサポートしていなくてもWebVR polyfill (opens new window)を通じてほぼ全てのモダンモバイルブラウザをサポートします。 注 これらのモバイルブラウザでは公式にWebVRをサポートしておらず、我々はポリフィルを使っています。 は癖がなく品質の良いエクスペリエンスを提供することについて。期待値を下げておくことは大切です。
- Safari (iPhone/iPad)
- Chrome (Android)
- Firefox (iPhone/iPad)
- Samsung Internet
- UC Browser
平面3Dについては、A-Frameは全てのモダンブラウザをサポートします。 特にWebGLをサポートする以下のブラウザです
- Firefox
- Chrome
- Safari
- Edge
- Internet Explorer 11
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